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2022 02.02招待状・席次表・メニュー表

「結婚式招待状の宛名」の書き方・ポイント

結婚式の招待状が完成し、あとは宛名を書いて発送するだけ。
でも、宛名書きってどうしたらいいかわからない…
そんな人のために、宛名の正しい書き方や敬称の使い分けなど書くときに注意するべきポイントをご紹介します。

 
宛名書きは毛筆か筆ペンで
結婚式の招待状を送る場合、宛名は毛筆か筆ペンで書くのがマナーとされています。
これはなぜかというと、「祝い事は『濃く太く』」という縁起担ぎの意味があるからです。
「濃く太く」文字が書けるから、毛筆や筆ペンを使うんですね。
逆に、文字が「細く」なってしまうボールペン等で書くのはNGとされています。
でも最近では、パソコンで毛筆風のフォントを使って印刷したり、サインペンで書いたりする人も。
パソコンやサインペンもマナー違反ではありませんが、やはりオススメは毛筆・筆ペン。
多少文字が乱れても、毛筆で一生懸命書いた宛名だと温かみも伝わるもの。
少なくとも年配の方や親戚には、毛筆や筆ペンで頑張ってみるといいですね。
どうしても苦手な人は、字を書いてくれるプロの「筆耕サービス」にお願いするのもおすすめです。

 
基本的な宛名の書き方
宛名の話をする前に、1つ知っておいてほしいのが「封筒の種類」。
封筒には、洋封筒と和封筒の2種類あり、
・縦が長ければ和封筒
・横が長ければ洋封筒
となっています。
一般的に招待状に使用されるのは「洋封筒」。
洋封筒は、封入口が広く、カードや写真を入れやすいので、招待状や案内状に適しています。
宛名については、「縦書き」か「横書き」かに分かれます。
ここでは「洋封筒」で「縦書きの場合」「横書きの場合」それぞれの書き方を見ていきましょう。

 
[ 縦書きの場合 ]
・「切手」は左上に貼ります。
・右上に「郵便番号」を横書きで。
・「名前」は封筒の中央に、大きくはっきりと!
・「住所」は右端に書きます。
2列になる時は、2列目の頭を1文字分、下げて書くと綺麗。
番地は漢数字で書いたほうが、格式高い印象になります。
 
[ 横書きの場合 ]
・切手は右上に貼ります。
・横書きの場合も、名前は封筒の真ん中に大きく書きます。
・郵便番号と住所の書き始めは頭を揃え、住所が2列になる時は、2列目を1文字分、右へ下げて書きましょう。
・横書きの場合、住所の番地は数字の方が、見栄えが良さそうです。

 
立場ごとに敬称は使い分ける
招待状の宛名は、送る相手の立場によって、使い分ける必要があります。

 
[ 夫婦を招待する場合 ]
招待する相手夫婦の奥さまが、あなたの親族や友人だったりして、「面識がある」という場合。
「田中 陽太郎様
     花子様」
といったように、夫婦連名で、「名前+様」づけで書きます。
奥さまと「面識がない」場合は、旦那さまの名前に添えて、「御奥様」「奥様」「令夫人」などと書きましょう。
このとき、夫婦の下の名前は次のように高さを揃えます。
・旦那さまの名前の最初の1文字と、令夫人の「令」を揃える
・旦那さまの「様」と令夫人の「人」を揃える
 
[ 家族で招待する場合 ]
ご家族で招待する場合、家族全員の名前を連名で書きます。
小学生以下の小さなお子さまには、「ちゃん」「くん」をつけましょう。
中学生以上なら○○様のほうがいいですね。
ただ、ご夫妻とお子さま合わせて4名以上の家族の場合、お子さまは「御家族様」とまとめて書くのが一般的です。
 
[ 会社宛て ]
会社の上司や取引先の会社などへの招待状を、自宅ではなく会社へ郵送する場合は、「会社名・相手の肩書・名前」を書いて送ります。
役職・肩書きは、横書きなら名前の左側に、縦書きなら上に書き、「○○様」と続けます。
「○○部長様」や「○○社長様」は二重敬語になるので避けましょう。
会社名は正式名称を記入し、「株式会社」も(株)など省略せずに正確に書きます。
 
[ 先生宛て ]
お世話になった恩師など、先生宛に送る場合は、敬称を「様」ではなく、「先生(教授)」とする場合があります。
しかし最近では「様」とする人も多いようなので、その人との間柄で決めるといいかもしれませんね。
学校などその方の勤め先へ送る場合は、「校長○○様」のように肩書・ご本人名を書いて送りましょう。

 
手渡しする場合は?
手渡しの場合、相手の住所は書かず、名前のみを書きましょう。
住所が書いてあると、「本当は郵送するつもりだったけど、会ったついでに渡した」と思われる可能性があるので気をつけたいですね。

 
書くときに注意すべきポイント
1.かすれないよう丁寧に書く
せっかく頑張って毛筆で書いた宛名でも、墨がかすれていたら台無し!
墨の色が薄いのも、縁起が悪いのでNGです。
しっかりと筆に墨をつけて、濃く太く、堂々と書きましょう。
姿勢をまっすぐ正し、リラックスした状態で書くのがポイントですよ。
 
2.郵便番号を書く欄がないときは?
郵便番号は、あらかじめ封筒に書く欄があればそこに書きます。
書く欄がない場合、住所の上に横書きしますが、「〒」マークは書かなくて良いので注意しましょう。
 
3.宛先の住所が長いときは?
宛先の住所が長い場合は、「市」や「区」から始まる住所であれば、都道府県名を省略してもOK。
全体のバランスがよく見えるよう、考えて書きましょう。
 
4.漢字や相手の肩書を間違えない
例えば相手の名前の漢字を間違えて送ると、とても失礼ですよね。
それだけでなく、「指摘した方がいいかな?」など、相手によけいな気を遣わせてしまうことに。
肩書も同じで、あなたが知らない間に相手の肩書が昇進や異動などで変わっていることもあります。
以前の肩書を書いて会社宛てに送ってしまったら・・・かなり気まずいですね。
そうならないためにも、肩書や名前は事前にきちんと確認しておきましょう。
 
5.招待状と宛名の向きを揃える
招待状の向きと封筒の向きは基本的に、同じ向きにします。
縦書きの招待状なら宛名も縦向き、横書きの招待状なら宛名も横書き。
そうすると統一感が出てバランスがいいですね。

 
一人一人が大事なゲストであるということを頭において、書き方からも誠意が伝わるよう、意識できればいいですね。
 

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